非課税という大きなメリットのあるNISA口座。
NISA口座の開設方法は、もの凄くカンタンです。
ただし、手続きをはじめると、いくつか疑問点が出てくると思われます。
今回はNISA口座の開設方法と疑問点について、まとめてお答えいたします。
NISA口座を開設する方法
証券会社側の申込の手順に従って、必要事項を記載して送信。
基本はこれです。カンタンですね!
NISA口座の開設のためにはマイナンバーや本人確認書類を届け出る必要がありますが、多くの証券会社はネットへのデータアップロードに対応しているので、写真を撮ってアップすればOKです。
通常の口座開設はここで終了ですが、NISA口座の場合は証券会社側でさらに一手間が必要になります。
NISA口座には非課税というオマケがついています。
非課税…税金のことですよね。
そうすると、どこが出てくるかというと、やっぱりと言うか当然と言うか、税務署が登場します。
NISA口座の開設では税務署の審査が入ります。
審査でチェックするのは、「他の金融機関にすでにNISA口座を開設していないか」など。
キチンとルールを理解して守っていれば問題なくクリアできますよ。
税務署のチェックでOKだったら、晴れてNISA口座開設となります。
税務署がチェックするため、普通の口座開設の手続きよりもやや時間がかかります。
1~2週間くらいの期間を見ておくといいでしょう。
NISA口座は口座開設の時に申し込むこともできますし、すでに証券会社に口座開設をしている人が申し込むこともできます。
よくある質問
ここからは、NISA口座の開設に関するよくある疑問点にお答えしたいと思います。
口座開設に手数料は必要?
NISA口座の開設に手数料が必要だと、税金の負担が浮いても手数料でマイナスになるのではないかと心配になってしまいますね。
NISA口座の開設に手数料は必要ありません。
安心してください。
すでに口座開設してるけど、NISA口座は作れる?
目当ての証券会社ですでに口座開設をしてしまった。
この場合は、その証券会社の口座でNISAをすることができるのかが疑問になります。
口座の種類にもよりますが、開設後の口座でNISAをすることも可能です。
各証券会社で申込手続きをすればOKです。
NISA口座を作ると普通の口座では取引出来ないの?
NISA口座を開設すると、NISA口座でしか取引できないように思うのではないでしょうか。
そんなことはありません。
NISAの口座を作っても、普通の口座で株を取引きすることが可能です。
こんな口座をイメージしてみてください。
1つの口座という枠の中に2つの口座が入っているようなイメージです。
1つの枠の中にあるので、取引の際はどちらを使うこともできます。
「今回の取引はNISAで」でもOKですし、「この株はNISAを使わずに取引したい」でもOKです。
取引の際にどの口座で取引をするか選択することができます。
一般NISAとつみたてNISA両方やりたい!
NISAには3つの種類があります。
種類自体は3つあるのですが、3つ全部はできません。
自分に合ったものを1つだけ選ぶことになります。
NISAとつみたてNISAの両取りはできません。
ただし、変更はできます。
「どちらもやりたい」と思っても、どちらかを選ぶことになります。
なので、必要そうなら変更すればOKです。
変更は年ごとに可能です。