第18回 土木テックの活躍はこれから!
インフラ大更新時代の有力企業 土木管理総合試験所
高速道路や橋、トンネルなどの「公共インフラ」をつくるときには、必ず地盤の調査をしなければいけません。
土木管理総合試験所(6171)は、「この場所につくって大丈夫か?」「安全に工事が行えるか?」など、公共インフラに関する試験・調査・分析を行っている会社で、最新技術とデータを活用して調査を効率化する“土木テック”に積極的に取り組んでいます。
自然災害大国日本、インフラ整備が急務だが…
日本では1960〜70年代の高度成長期の間に多くの公共インフラがつくられました。
近年は大規模な自然災害も多発しているので、本当は急いで調査と更新をすることが必要なのです。
しかし、公共インフラを管理している公共団体の多くでは、調査に膨大な人手と時間がかかるため、「更新すべきインフラがどのぐらいあって、いつ更新が必要か」という情報がまとめられていません。
最新技術で業績UP
土木管理総合試験所の最近の注目は、独自のAIを使って道路などの異常を診断する「ROAD—S(ロードス)」という技術です。 例えば、これまでの方法では1kmあたり1カ月もかかっていた道路の点検が、ROAD—Sでは数秒で診断結果が分かるとのこと!
画期的な技術として数年前から注目されていましたが、今年5月からいよいよサービスとして本格的に提供を始めました。
現在は正式受注に向け、様々なところでお試し導入が順調に進んでいるようです。会社側からは「これで大幅に収益構造も転換する」というコメントも…!
目先の注目テーマは「豪雨対策」
各地で記録的な大雨が発生する中、「豪雨対策」のテーマで注目を集めそうです。
特に同社は堤防の重要性に焦点を当て、昨年から対応を強化しています。
ニーズの大きさからも中期的な伸びしろ満載!の企業と言えるでしょう!
この記事を書いた人
とある新聞社で記者をやっている若手のエース。
「普段は目立たないけど実は良い会社」を見つけるのが好きで、不遇な会社を見つけるとつい応援してしまう。好きなお酒は日本酒。
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