株主優待を確実に受け取るために覚えておきたいルール

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株主優待を確実に受け取るために覚えておきたいルール

株主優待にはルールがあります。
株主優待のルールは、特に気をつけたいもの。

なぜならルールをうっかり忘れてしまうと、株主優待を受け取ることができない可能性があるからです。

特に気をつけたいルールは株数と日付の2つです。

優待を受け取るのに必要な株数は会社によって違う

株主優待を受け取るためには、株数に注意することが必要です。

なぜなら、会社によって株主優待を受け取るために必要な株数が違うからです。
100株からという会社が多いのですが、中には「500株の株主からが株主優待の対象です」という会社もあります。

とにかく株主になればOKというわけではないため、注意が必要です。
目当ての株主優待を見つけたら、必ず株主優待の対象になる単元をチェックしておきましょう。

優待には〆切がある

優待をもらえるタイミングは決まっていて、この日までに株を持っていなければいけない、というルールがあります。

それが権利付け日・権利確定日・権利落ち日です。

この3つを知っていないと、「株主優待が目的で株を買ったのに、もらえなかった!」というリスクに繋がってしまう可能性があります。

まずは、権利付け日・権利確定日・権利落ち日の3つの意味を解説します。

【権利確定日】
株主優待などがもらえる権利が確定する日(この日に株主でなければいけない日)
【権利付け日】
株主として会社側に記録(株主名簿などの記録)の手続きに間に合う期間。権利付け最終日は手続きにぎりぎり間に合う最終日。
【権利落ち日】
株主として会社側に記録(株主名簿などの記録)の手続きに間に合わない日。
主に権利付け最終日の翌日からのことを指す。

図で見てみましょう。

株を買うと株主になります。
しかし、株は自由に売買されるもの。
会社側は誰が株主かを把握していません。
株を買ったら会社(株主名簿の管理を任されている委託先など)に対して「私が株主になりましたよ。名簿に記録してください」と申し出て、手続きをしてもらう必要があるのです。

この手続きをすることによってはじめて会社側は「なるほど、株主名簿に記載されているこの人が株主か」と知ることができます。
そして、この株主名簿の記録を頼りに株主優待を送るわけです。

株主名簿の書き換えには、基本的に2営業日ほど必要になります。
さて、ここで図を見てください。

ある人が7月31日に権利が確定される(その時の株主名簿を頼りに実施される)株主優待が欲しかったとします。
そのためには、いつまで株を買って、どのように手続きすればいいのでしょう。

権利付け最終日は、株主名簿の書き換え手続きにぎりぎり間に合う最終日です。
なので、株を買って「手続きをお願いします」と申し出て株主優待に間に合う最終日は29日ということになります。
翌30日は「今日買って手続きをしても間に合わない日(最終日の翌日)」です。

31日が権利確定日で、この日の株主名簿などの記載にそって株主優待が行われます。
29日~31日までは2営業日ありますよね。

これが権利付け日・権利確定日・権利落ち日のルールです。
要は「31日時点の株主に株主優待を実施します」という株主優待の場合、31日に株を買えばいいというわけではないということです。

この権利付け日・権利確定日・権利落ち日のルールでミスしてしまうと、うっかり株主優待をゲットできなかったという悲しい事態に陥ります。

手続きはお早めに!

優待が送られてくる日はいつ?

株主優待は権利確定日に発送されるわけではありません。
会社側は権利確定日の株主名簿を確認し、それから発送などの手続きに入ります。
実際に株主優待が送られてくるのは、権利確定日から大体3カ月くらい後になります。
会社によってはもうちょっと遅くなることもあります。

発送がいつごろになるのかは、会社ホームページなどに書かれていることが多いです。
株主優待をもらうために株を買ったら、とりあえずその会社のホームページを再チェックしておくことをおススメします。