株主優待のリスクを理解して回避しよう!

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株主優待のリスクを理解して回避しよう!

株に投資している人の中には、「株主優待は株投資の醍醐味の1つ!」と力説をする人や「株主優待が好きで株を買っている」という人もいます。

投資先の感謝の気持ちを物として受け取ることができる。
ちょっとした幸福感がありますよね。

しかし、株主優待はお得なだけではありません。
実は、忘れてはならない4つのリスクがあるのです。
株主優待で注意したい4つのリスクについて知っておきましょう。

株主優待の3つのリスク

株主優待は「お得だけぎっしり」というわけではありません。
リスクもあります。

株主優待は株主でなければ受け取ることができません。
つまり、株主優待が欲しいなら、株主にならなければいけないのです。
株主にならなければいけないということは、株を買わなければならないということです。

…と、言うことは、どんなことが考えられるでしょう。

株価変動によるリスク

株を買わなければ株主優待を受け取ることができない。
と、言うことは、株価の変動リスクがあるということです。

株主優待が目当ての場合、株主優待に目を奪われてしまいがちです。
株主優待は株投資の醍醐味ではありますが、株主優待という独自のサービスではなく、株式投資のオプション&お得要素のような存在です。

株式投資であることに変わりはありません。
だからこそ、株価が下がって元手が減ってしまうリスクがあります。

たとえば、株主優待が欲しくてA社の株を100株買いました。
100株で10万円でした。
株主優待を受け取るために、A社株を1年の間持ち続けました。
そうしている間にA社の株は100株9万円に下がってしまいました。1万円の損失です。

株主優待が目的の投資でも株価は動くということを忘れないようにしましょう。

優待内容が変更になってしまう

株主優待は、現在の株主優待が将来に渡って保証されているわけではありません。

2019年1月のA社の株主優待が3,000円相当のA社商品の詰め合わせだったとします。
株主は次の株主優待も同じような内容だと考えますよね。

しかし、株主優待は内容が保証されているわけではないため、変更の可能性があります。

A社の株主優待が翌年には2,000円相当の商品詰め合わせになることもあります。
会社の業績が良好で5,000円相当にアップする可能性もあります。
株主優待を廃止する会社も実際にあります。

株主優待の中身だけでなく、株主優待を受け取ることのできる株の単位が変更になることもあります。

今までは100株から株主優待を受け取ることができたのに、500株から株主優待の対象になるといった変更が行われることがあります。
今までは500株から受け取ることができたのに、100株からになることもあります。

株主優待を狙って投資する人は頭の片隅に入れておきたいリスクです。

ルールが少し複雑

株主優待にはルールがあります。
うっかりミスをしてしまうと、株主優待を受け取ることができないというリスクがあります。

株主優待のルールは、株主優待を楽しむためにおさえておきたいポイントでもあります。
権利確定日などのルールについては、次の記事を丸ごと1つ使って解説します。