ファンダメンタル分析とは
あなたにお気に入りのファンデーションがあったとします。
そのファンデーションを出している会社は知名度も注目度も低い会社でした。
しかしファンデーションを使っているあなたは
「こんなに良い商品を出している会社なのに、知る人ぞ知る会社になってしまっているのは寂しい。穴場的な化粧品会社だよね」
と思っていました。
株価などを見ても商品や会社の良さに対して評価が低く、投資家からも注目されていないように見えます。
将来的にはもっと評価が高くなり、企業の株価も上がるのではないかと思いました。
あなたは、その会社の「現在の商品や情報を総合して将来はもっと期待できる」と分析しました。
この会社は「現状では穴場的存在であり、お買い得だ」と判断したのです。
ファンダメンタル分析を簡単に理解するとすれば、大体このような感じです。
宝探し感覚のファンダメンタル分析
そんな分析をして買ったファンデーション会社の株。
芸能人などの一言で人気に火が点き、化粧品の中でも定番商品化、ファンデーション会社も有名になり、株価も評価もぐん！と上がりました。
「この会社はもっと評価されるべき！」「将来的にもっと伸びる！」と考えていたあなたの分析はそのものズバリ！！だったことになります。
ファンダメンタル分析について何となく分かっていただけましたか？
購入する株は自分の気持ちや好みで決めてもいいですし、株主優待や会社への応援のつもりで決めても大丈夫です。
株価などの数値を自分なりに分析して決めてもOKです。
色々試してみることで、自分に合った方法が見つかります。
株の用語や考え方が難しい…と感じた時は、日用品の買い物などの身近な場面に置き換えて想像してみると分かりやすいかもしれません。
テクニカル分析とファンダメンタル分析のおさらい
これまでの株価やチャートなどの「過去の情報」に着目するのがテクニカル分析でした。
それに対して、ファンダメンタル分析は「現在のデータに着目して未来を予想する」という分析方法です。
ファンダメンタル分析では、会社の経営状況や株価、世の中の経済状況など、色々な情報を総合的に見て「その会社がお買い得か（株価が割安か）」を分析します。
つまり将来的に「もっと伸びる！」かどうかを分析するということです。
株を長期間じっくりと保有したいというタイプの人や、会社の成長に期待したいという人に好まれる分析方法になります。