ローソク足の形と8つのポイント

  1. HOME >
  2. 分析を始めよう >

ローソク足の形と8つのポイント

ローソク足のかたちと8つのポイント

よくあるローソク足のかたち①

始値=安値(あるいは大体イコール)ではじまって、一日(あるいは一週間や一カ月)の途中で高値になり、普通の値動きで終わりを迎えたという感じの株価です。
特に波乱万丈はなく、わりと平凡な人生ならぬ株価だった場合にこんなローソク足になります。

終値と高値はイコールではないため、「警戒してちょっと売ったのかな?」という警戒感があるという予想もできます。

よくあるローソク足のかたち②

始値=高値なので、スタート時点からどんどん下がったのだなと、そっと目もとをハンカチでぬぐいたくなるローソク足です。
① の逆パターンです。

ただ、終値=安値ではないので、どこかで「お買い得の株じゃないですか~」「買っとけ買っとけ」という感じで、買いが入ったのだという予想もできますね。
安値になったあたりで誰かが買って、ちょっと株価が上がって終了という感じです。

お買い得と見て買い注文が入るか、さらに下がるのではないかと危機感を覚えて避けるか。
読みは投資家によります。
もちろん、株価が上昇する可能性もゼロではありません。

やや危ないかもしれないローソク足

始値=安値です。そこからドーンと株価が上がったため「よし、売ろう」という人が出て株価が下がり、終わった。
…こんなシチュエーションが想像できる株価の動きをあらわすローソク足です。

株価の上昇ピークに登場することがあります。
ピークは永遠に続かないもの。
このローソク足が登場したら「ここが上昇のピーク(天辺)だな。天辺に到着したら、山の場合は下山するものだよな」と想像してみてください。
このローソク足から株価の下落に繋がることがあります。

株の動向をよく見ておきましょう。

株価が上昇する兆しかも?

終値と高値が上に来て、安値がひっくり返った芯の部分みたいになっています。

このかたちのローソク足は、株価の底値あたりで見られることがあります。
底ということは、ここが一番下。
一番下まで行ったら、あとは上がることになりますよね。

人生山あり谷あり。谷が来れば、あとは上がる…なんて言われますね。
株も山あり谷あり。このローソク足が出たら「はい、谷です。これから山になる予定です。動きにご注目」のサインかもしれませんね。

ザ・平凡なローソク足

とても平凡なローソク足です。
高値が一番上で終値がその次、始値が来て、安値。
まるで株の教材に使われるような平凡なローソク足です。

前後のローソク足に注目したり、妙なローソク足が出現しないかチェックしたりしてみてください。

漫画などでは、平凡な日常の後に事件が起きるという流れがよくありますよね。
平凡ゆえに、この後に上がるか下がるか、多くの投資家が頭を悩ませることになります。
そんな「今後どうなるの?」という迷いを表したローソク足でもあります。

嫌な予感がするローソク足

注意したいローソク足です。

このローソク足は株価下落の可能性を含むため、注意が必要です。
下落だけで済めばいいのですが、下落に次ぐ下落に繋がることがあるので、株の動向をよく見ておきましょう。

このローソク足をよく見ると、終値が高値からストンとかなり落ちていることがわかります。
商品の人気を想像してみてください。

雑誌やテレビで取り上げられ、わっと人気に火が点く(高値になる)。
しかし、一気に過熱してしまったため、すとんと人気が落ちてしまう(高値→終値へストン)。
そして、知名度や人気がさらにじわじわ落ちる。
そんな光景を想像してしまうローソク足です。

株価の転換期!かも…?

下降と上昇の転換期によく登場するローソク足です。
要するに、電車のポイント切り替え地点のようなローソク足です。
このローソク足が出たら「上昇と下降の転換期かも」と、疑ってみましょう。

安値がドンと突出しているのがわかりますね。
株価がぐんと下がった後に、株価が持ち直し気味になって終了しています。

体調を崩した時に、栄養ドリンクを飲んで弱った体を回復させている光景を想像してみてください。
栄養ドリンクを飲んで体調が持ち直し、そこから体をじわじわと回復させる。
ドンと勢いが弱って、ここから回復。
不調と回復の転換期。

「よし。この株は勢い(体)が弱っていたけど、ここからじわじわ上がる(回復する)ぞ」と判断して、好んで投資する投資家もいます。

上昇の可能性アリ!

終値と高値、安値と始値がほぼ同じローソク足です。

株価がさらに上昇する確率が高いと言われているため、このローソク足に会いたくて会いたくて震える投資家は少なくありません。

ラッキーサインという感じのローソク足です。

チャンスを見逃すな!

ローソク足の形を見るだけでもヒントがたっぷり!
8つのローソク足をしっかり見極めて、チャンスを掴みましょう。